不妊治療をしていると、本当に心身ともに疲れませんか?
私は不妊治療の一環として、タイミング法を毎月実施していたのですが、なかなか妊娠できずさすがに疲れてしまいました。
タイミング法に疲れた。
不妊治療ってこんなに辛くて過酷。想像していたよりも大変です。
誰かに聞いてもらえたら、という思いと、タイミング法や不妊治療についての詳細など体験談を記載します。
タイミング法や不妊治療で悩む方の、少しでも何かのお役に立てると嬉しいです。
不妊治療のはじまり。妊活を始めたもののなかなか妊娠せず。

不妊症の検査を行った結果、甲状腺機能低下症を指摘されたわけで・・・

内服治療を行い、甲状腺ホルモンは正常値になってきましたが、それでもなかなか妊娠しません。
1度妊娠した時が自然妊娠だったため、卵管造影検査や夫の精子を調べるという検査の必要性は低いと言われました。
不妊症の検査は主に採血だったのですが、卵胞期、黄体期など生理前や生理後の時期に合わせて採血を行います。
女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンは妊娠するために必要なホルモンとなります。
ホルモン値を調べる採血は頻回に通わないといけなくて本当に大変でした。
くまみは、黄体ホルモンが少し低いのと、甲状腺機能低下症の影響か卵胞の育ちが遅く、なかなか排卵がしないことがわかりました。
排卵を促すためHCG注射と、着床しやすいようにプロゲステロンの内服をすることになりました。
不妊治療の一環として、まずは妊娠の確率を上げるため、タイミング法を実施していくことになりました。
不妊治療開始!タイミング法って何?

タイミング法とは?
生理開始日から2週間後を目安に通院し、エコーで卵胞の大きさをチェックします。
この卵胞が20mm以上になると排卵すると言われています。
卵胞の大きさをチェックしながら排卵日を予測するというのです。
排卵日が判明することでタイミング良く夫婦生活を行い、受精成功率を向上させる方法なのです。
いよいよ不妊治療が始まるわけですが、それにしても医療の力って本当にすごいですよね!
排卵日の予測ができるなんて!
しかし、くまみの場合は卵胞の大きさをチェックしてもなかなか20mmまで大きくなりません。
生理が開始してからすでに20日が経過していてもです。
なかなか排卵しないものだから何度も病院に行くことになります。
人気の産婦人科ですから、予約していても、1時間以上は待ちます。
通院するだけでも大変です。
生理開始後20日目。
卵胞が18mmまで大きくなっていたのでHCG注射を打って排卵を促します。
卵胞の育ちが悪いせいなのかそれでもなかなか妊娠できませんでした。
痛いホルモン注射や採血ばかりで苦痛を感じ始める

HCG注射は排卵を促すホルモン注射になります。
看護師をしている時にホルモン剤をアンプルから吸ったことがありますが、もうほんと、どろっとしていましたよ。
患者さんもいつも痛そうにしていました。
しかも、筋肉注射になるのでとっても痛い!!
筋肉に針を刺される行為すら痛いのに、
そこからどろっとしたホルモン剤を注入される。
特にくまみは医療行為をされるのが苦手なのです。
看護師をしていて、ますます苦手になりました。
さらに注射をした痕が2・3日腫れることもありました。
腫脹と熱感が強く眠れない日もありました。
さらにひどい時は高熱を出したこともあります。
体温が38度まで出て動けなくなりました。
病院に連絡してロキソニンの内服許可をもらって、飲んでからすーっと平熱に戻りました。
看護師をしている時、ホルモン障害の患者さんが突発的に高熱を出すことがありました。
人間のホルモンっていろんな作用と影響があるんだなと実感しましたよ。
他にも副作用として腹痛などがあるようですが、くまみは腹痛はありませんでした。
不妊治療をしていると、他にも苦痛になることがありました。
それは頻回な採血です。
甲状腺ホルモンを調べるため、内科で毎月していますが、さらに婦人科でもいろいろと採血されます。
妊娠に必要なホルモン値をちょこちょこ調べてくれるのです。
これがまた大変なんですよね…。
くまみの血管は細いんです。
失敗されることもしばしば…
なので、失敗されることも多くて痛いし苦痛でしたね。
タイミング法が想像以上に辛くて疲れた・・・。

病院で排卵日を予測し、医師から「この日とこの日に夫婦生活してね。」と指示されます。
卵胞の育ちが遅い時はさらに夫婦生活の回数を増やすことになります。
くまみは妊活のために退職していたので問題ありませんが、可哀想なのは看護師をしている夫のくまえもんですよね。
指定された日が夜勤入りの日でも出勤前に夫婦生活。
忙しくて残業をして遅くに帰ってきた日でも夫婦生活。
正直、疲労感がにじみ出てる時もありました。
それでも、夫のくまえもんは文句ひとつ言ったことがありません。
とにかくポジティブ人間のくまえもん、ありがたいです。
お互いそんな気分じゃなくても夫婦生活を実施していく。
まさに義務化していきます。
連日、夫婦生活を指定されたものならば
チョチョイのチョイ!!!
と、夫婦生活を終わらせることもあります(笑)
しかし、義務化された夫婦生活ほど、疲れるものはありません。
それも毎月
タイミング法にすっかり疲れ果ててしまいました。
タイミング法が何ヶ月も続き情緒不安定に!

タイミング法を開始しても、なかなか妊娠に至らず。
さらに半年が過ぎました。
もうこのまま不妊治療をステップアップさせるしかないのか?
もう一度妊娠できるのか?
いろいろな不安が入り混じる中、痛い注射や採血だけが続きます。
くまみが受診していた婦人科は産科が併用されている病院のため、受診するたびに幸せそうにお腹をさする妊婦や連れ添う夫たちで溢れています。
生まれて間もない赤ちゃんを抱っこして退院していく家族もいます。
婦人科のみの病院にすればよかったと後悔しました。
妊婦さんたちの姿を見るたびに黒い気持ちが湧き出てくるのです。
なんでくまみのところには赤ちゃんが来てくれないの?
くまえもんにだってはやく赤ちゃんを抱っこさせてあげたい…
神様は不公平だ!
不安や不妊治療の苦痛でストレスが膨らんでいきます。
ある日のこと、また生理が来てしまい落ち込んでいました。
不妊治療をしている人であればわかると思いますが、生理予定日が近づくにつれてそわそわして期待感が膨らみます。
そして、生理が来た時の憂鬱感もハンパないです。
生理が来て、ずーんと落ち込んでいるくまみに反して、そんなのおかまいなしのくまえもん。
何も気にしていないようにあっけらかん
この時ばかりはさすがに、くまえもんのポジティブさに腹ただしくなってしまい
本当に情緒不安定になっていましたよ。
今まで溜まっていたうっぷんが爆発しました。
必死に謝るくまえもん
それからというものの、今まで以上に優しくなる、くまえもん。
不妊治療をする夫も本当に大変です。
まとめ
タイミング法にすっかり疲れたくまみですが、これからまだまだ妊活は続き、さらに悲劇は続きます。

不妊治療の苦痛はそれぞれ図りしれないものです。
でも、女性だけの問題だと思わず男性はしっかり寄り添って頂きたいです。
不妊治療は本当に不安でつらいのです。
だけど、同じように不妊治療で悩む方のブログを読むことがくまみにとって、すごく励みになりました。
くまみのブログも不治療で悩む方の励みに、少しでもなれればいいなと思います。
