病院を転職しようか迷っている看護師のあなた!
忙しいあなたに代わって、看護師ブロガーくまみが病院の種類や特徴、さらに急性期や回復期病院などそれぞれメリット・デメリットをまとめてみました!
病院って本当に多いし幅広くて、各々病院の機能や役割も違うもんですから、どこに転職しようか迷いますよね?
看護師といっても、それぞれ性格や価値観が違いますから、できれば自分に合った病院に転職したいですよね?
そのためには、まず病院の種類や特徴を知っていただく事が転職する病院を探す手助けになるかな?と思い、メリットとデメリットもわかりやすくまとめてみました!よかったら参考にしてみてくださいね!
病院以外の看護師のお仕事編はこちらからどうぞ♪↓

- 急性期病院【看護師の転職!病院の種類や特徴】
・看護師が急性期病院で働く時のメリット・デメリット - 回復期・リハビリテーション病院【看護師の転職!病院の種類や特徴】
・看護師が回復期・リハビリテーション病院で働く時のメリット・デメリット - 慢性期・療養型病院【看護師の転職!病院の種類や特徴】
・看護師が慢性期・療養型病院で働く時のメリット・デメリット - 緩和ケア・ターミナル病院(ホスピス)【看護師の転職!病院の種類や特徴】
・看護師が緩和ケア・ターミナル病院(ホスピス)で働く時のメリット・デメリット - 精神科病院【看護師の転職!病院の種類や特徴】
・看護師が精神科病院で働く時のメリット・デメリット - 訪問看護【看護師の転職!病院の種類や特徴】
・看護師が訪問看護で働く時のメリット・デメリット - クリニック(診療所)【看護師の転職!病院の種類や特徴】
・看護師がクリニック(診療所)で働く時のメリット・デメリット - 介護施設【看護師の転職!病院の種類や特徴】
・看護師が介護施設で働く時のメリット・デメリット - 【看護師転職】病院の種類や特徴&メリットとデメリット:まとめ
①急性期病院【看護師の転職!病院の種類や特徴】

急性期とは病気やケガが発症し、生命の危機や病状の悪化が生じ治療が必要な状態である時期のことです。発症後、およそ14日以内を急性期と目安にしています。
病院の役割としては、救命医療や手術などの緊急時に対応できるようになっていたり、高度な医療を提供する体制が整っています。
また病院によっては高度救命救急センターが設置されていたり、ICUなどの重症患者を扱う病棟が設置されていたりします。一概に急性期病院といっても、一次救急なのか三次救急なのかで患者層や仕事内容が変わってきます。
急性期病棟では、生命の危機に直面している患者さんや、治療しなければ生命維持に関わるような重症疾患、手術の患者さんが多いのも特徴です。
看護師が急性期病院で働く時のメリット・デメリット
・高度な医療や質の高い医療を提供しているため看護のスキルアップができる。
・数多くの症例を経験できる。
・やりがいや充実感を感じやすい。
・施設基準が高く、スタッフの人員配置が多い。
・刺激や変化が常にあり活気を感じる。
・教育体制がしっかりしている。
・設備や医療機器が最新だったり、物品が豊富。
・給料は手当が厚く、高収入を得られやすい。
・急変や緊急入院、新人教育、委員会、勉強会などイベントが多く残業が多い。
・最新の医療の導入が多く、高度なスキルが求められる。
・患者さんと向き合う時間が短い
・常にスキルアップを求められ、休日に研修に行ったり、学習しないとついていけない。
・残業や研修、学習によってプライベートの時間が減る。
・異変や急変にすぐ気づく必要があり常に緊張感がある。
・忙しいため急な休みがとりにくい。
・独身や比較的若いスタッフが多い。そのため、子供が熱を出して急に休むなど理解されにくい。
②回復期・リハビリテーション病院【看護師の転職!病院の種類や特徴】

回復期とは病気やケガが急性期を脱しても、リハビリやサポート、医療行為が必要な状態であることです。自宅や社会復帰を目指すことを目的としています。発症から1〜2ヶ月後の状態を回復期と目安にしています。
社会や家庭へ復帰することを目的としているため、ADL(日常生活動作)の改善や、失われた機能の再獲得、寝たきり防止など退院後の日常生活を見据えた訓練が大事となってきます。より一層チーム医療が求められ、多くの専門職種がチームとなって支援し、患者さんの自立を目指す役割を果たしていきます。
看護師が回復期・リハビリテーション病院で働く時のメリット・デメリット
・急性期のような慌ただしさを感じにくい。
・急性期とはまた違った経験を積めて、スキルアップにつながる。
・状態が落ち着いている患者さんが多く、急変が少ない。
・患者さんが自宅退院や社会復帰ができるようチーム医療を発揮できる。
・回復していく患者さんを見ることができ、やりがいを感じる。
・心電図アラーム音などの緊張感から解放される。
・急性期より医療行為が少なく、スキルアップしにくい。
・リハビリが中心の患者さんが多く、看護師ではなく理学療法士などが主体でケアを考える病院もある。
・車椅子移乗や体位変換、排泄介助などADL介助が多く体力的にきつい。
・ADL介助が多いため、腰痛が悪化しやすい。
・転倒リスクの患者さんが多く、目が離せなかったり、緊張感がある。
・患者さんのトイレに行きたい訴えが多く、排泄介助が多い。
③慢性期・療養型病院【看護師の転職!病院の種類や特徴】

慢性期や療養型とは病状は安定しているが、完治しておらず自宅退院は困難で、長期的に医療行為が必要だったり、時間をかけて療養が必要な状態のことです。1年以上かかるケースもあり、そのまま看取ることもしばしば。
急性期での治療後も、気管切開のケアや持続点滴、中心静脈栄養などの医療措置が日常的・継続的に必要な患者さんが多いのも特徴。
看護師が慢性期・療養型病院で働く時のメリット・デメリット
・患者さんとじっくり関わることができる。
・急変対応や緊急入院が少ない。
・残業が少なく家庭と仕事を両立しやすい環境。
・看取りが多く、ターミナルケアの経験ができる。
・急性期とはまた違った経験を積めて、スキルアップにつながる。
・高齢者の患者さんが多く、お年寄りが好きな人向き。
・スタッフの年齢層が比較的高く、家庭持ちが多い。そのため子供が体調を崩しても理解されやすく気軽に休みやすい。
・業務がルーチン化していて、日々の変化を感じにくい。
・救命処置や急変対応のスキルが身につきにくい。
・最先端の医療に疎くなり、昔ながらのやり方や風習が根付いていたり新しいエビデンスを持ち込みにくく、変化が乏しい。
・寝たきりの患者さんや認知症患者さんが多く、しっかりコミュニケーショをとれない。
・夜勤スタッフの配置が少なく、負担が大きい。
④緩和ケア・ターミナル病院(ホスピス)【看護師の転職!病院の種類や特徴】

緩和ケア、ターミナルケアとは、がんなどの終末期で治癒が困難な患者さんが、身体的・精神的苦痛を和らげる緩和ケアや、安らかに尊厳に満ちた死を迎えたい患者さんをサポートし、QOLを改善する役割があります。
疼痛コントロール、栄養管理、褥瘡の予防やケア、胸水や腹水の管理など、患者さんの様子を見ながら日々の看護を実施します。
看護師が緩和ケア・ターミナル病院(ホスピス)で働く時のメリット・デメリット
・患者さんとじっくり関われる。
・家族とゆっくり患者さんに向き合える。
・『寄り添う看護』ができる。
・身体的ケアだけでなく、精神的ケアを行える。
・人生を見送るという経験がスキルアップにつながる。
・緩和ケア認定看護師を目指せる。
・チームで患者さんのケアを考え、専門性の高い看護を提供できる。
・様々な人生観に触れ、経験と成長を積むことができる、
・患者さんの状態が悪化していくため、報われない気持ちや虚しさ、ストレスになる。
・じっくり患者さんと向き合った分、お別れの精神的ダメージが大きい。
・ケアによって身体損傷が生じたり、循環動態が変動しやすく、看護側がナーバスになりやすい
・患者さんや家族への接し方に悩む。
・患者さん中心のケアが多く、残業が発生しやすい。
・病院によっては担当の患者さんが亡くなると休日でも呼び出される。担当患者さんの状態によってプライベートが左右されやすい。
⑤精神科病院【看護師の転職!病院の種類や特徴】

精神科病院は精神疾患の患者さんが治療する施設で入院期間が長く、開放病棟や閉鎖病棟など一般病院とは違い特殊な環境になっています。
コミュニケーションによる心理的ケアを行うことが、精神科ナースの大切な役割であり、精神科看護の特徴でもあります。
看護師が精神科病院で働く時のメリット・デメリット
・生命に関わる重症者が少ない。
・急変が少なく、残業が少ない。
・患者さんとじっくり向きあい、コミュニケーションが取れる。
・注射、採血、点滴などの基本的な看護技術を身につけることができ、侵襲の高い医療行為や高度な看護技術が少ない。
・レクリエーションを一緒に楽しむことができる。
・精神看護を知るうちにやりがいを持てる。
・精神看護認定看護師を目指すことができる。
・男性看護師が多く、男性にとっては働きやすい。力仕事を任せやすい。また女性にとっては出会いの場が増える。
・医療行為や処置が少なく、看護技術のスキルアップに乏しい。
・精神症状は検査データからは読み取れないため観察力が試される。
・ネガティブな性格だと患者さんの発言に落ち込んだり、振り回されてしまう。
・コミュニケーションが重要で苦手な人には不向き。
・精神症状による暴言や暴力など危険なことが多い。
・患者さんを治療の一環で閉鎖・隔離・抑制することがあり精神的につらくなる。
⑥訪問看護【看護師の転職!病院の種類や特徴】

訪問看護は病気や障害があり、自宅で療養中の利用者さんに看護師が訪問してケアを提供することです。
主治医が作成する訪問看護指示書に基づき、健康状態のチェックや療養指導、医療処置、身体介護などをおこないます。
利用者さんとその家族の相談に乗り、アドバイスをすることも重要な業務の一つで、利用者・家族・主治医の橋渡し的な存在として、また地域に関わる他職種との連携をスムーズにおこなう調整役としても訪問看護師の役割は重要です。
看護師が訪問看護で働く時のメリット・デメリット
・幅広い知識や対応力によってスキルアップにつながる。
・患者さんや家族と親身になってつながることができ、やりがいを感じる。
・チーム医療から解放され自分のペースでケアができる。
・訪問先の移動中はフリーダムでリラックスできる。
・土日休みや夜勤がない契約もあったり、労働日数や時間の調整がしやすい。
・日勤のみでも安定した給料を得られる。
・施設によっては夜間や休日のオンコールで急に呼ばれる。
・実務経験を求められることが多い。
・気難しい患者さんや家族とのコミュニケーションが難しい。
・自分で判断して行動する場面が多く責任感が重い。
・事務作業が多い。
・訪問時間や利用時間が決まっているため、時間に追われる。
・車や原付の免許がないと就職先が狭まる。
⑦クリニック(診療所)【看護師の転職!病院の種類や特徴】

病床数が20床未満の有床診療所と病床を持たない無床診療所があります。軽い病気やケガ、慢性期の疾患の治療が中心で看護師は診療のサポートを行います。
看護師の仕事は医師の診療補助が中心で、診療を受ける前の問診やバイタルの測定、検査の説明や治療の補助、採血、注射、点滴の対応など、一般的な内科で行われる多くの診療に関わります。
看護師がクリニック(診療所)で働く時のメリット・デメリット
・夜勤がないので家庭を持っていても働きやすい。
・残業はほとんどない。
・医療行為が少なく、医療ミスや患者さんの生命に関わる機会が少ない。
・地域密着のため、近隣住民と顔馴染みになりやすい。
・イレギュラーが少なく規則正しく働ける。
・ケアが少なく、求められるのは基本的な看護技術が多い。
・休憩が長い。
・祝日、お盆休みや年末年始など連休が多い。
・看護問題の立案や日常生活のケアをしなくていい。
・仕事のわりに給料がいい。
・スタッフが少なく、急な休みが取りにくい。
・看護や医療の質が低く、やりがいを感じにくい。
・求められるスキルが限られているため、スキルアップしにくい。
・雑用や掃除などもしないといけない。
・人間関係が狭い。
・院長や奥さんが方針を決めるため、環境によっては働きにくい。
・社会保険や福利厚生面では、大きい病院に比べて待遇が劣ってしまう。
⑧介護施設【看護師の転職!病院の種類や特徴】

介護施設は老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどがあります。
入所者は病状が安定し、リハビリ・看護・介護を必要とする介護認定を受けた要介護者になります。
入居者さん、利用者さんの健康状態の管理を担い、高齢者や家族とのコミュニケーションが大切となってきます。
看護師が介護施設で働く時のメリット・デメリット
・利用者さんとじっくり関わることができる。
・残業が少ない。
・急変がほとんどなく、急変時は救急搬送になる。
・夜勤がないところもある。
・看護以外でも介護のスキルアップができる。
・他職種のスタッフと協力して仕事ができる。
・長期療養の利用者が多く、親密になれる。
・健康管理がメインであり、ブランクのある看護師でも復帰しやすい。
・医療行為が少なく、看護技術のスキルが低下しやすい。
・医師が常駐していないところもあり、看護師に判断を求められる機会が多く責任が重い。
・看護師の配置が少なく休みにくい。
・他職種との人間関係が難しい。
・夜間にオンコールで呼ばれることもある。
・病院などの勤務と比べると給与面でやや見劣りする。
【看護師転職】病院の種類や特徴&メリットとデメリット:まとめ

それぞれの病院の特色やメリットとデメリットを紹介させていただきました。
病院によって役割の違いをご理解頂けたでしょうか?
病院の特色や役割が違うと、集まってくる看護師たちも違います。
病院の特色が違うように、看護師もそれぞれ性格が違います。
今の病院が働きにくいなと思う方は、自分の性格が今の病院に合っていないかもしれません。
実は入職時の病院選びの時点で間違っていることが多いのです。
働いてみて、やっぱりちがうな…
ここの病院は合わないかも、と思う方は
思い切って転職しちゃいましょう!
看護師は他の職業と違って転職が一般的なんです。
なぜなら
- 国家資格
- 病院やクリニックや企業など看護師の求人は数え切れないほどある
- 高齢化社会で人手不足の看護師業界
という、理由があるから転職に強い職業なのです。
↓看護師が転職するならこの3つのサイトをおすすめしています↓
- 日本最大級の看護師求人転職サイト
- 有名なマイナビグループだからできる、圧倒的なネットワークと豊富な人材力
- 好条件な非公開求人も多数取り扱っている
- 雰囲気がよく、働きやすい職場を看護師に紹介してくれる
- 看護師転職のプロがアドバイスしてくれるスピーディな対応!
- 登録無料!
詳細はこちら↓↓↓
看護師の転職サポート≪登録無料≫マイナビ看護師
- 業界最大級の非公開求人あり!
- 全国各地に支店があり全国どこでもサポート可!
- あなたの立場になって親身に丁寧に相談を心がけているサイト
- サービス満足度NO1!国内最大級の転職サイト
- 登録無料!
詳細はこちら↓↓↓
転職活動を全面サポート!【看護のお仕事】
- 多くの看護師に支持され満足度第1位!
- サイトに出ない最新の人気求人「非公開求人」あり!
- ナースではたらこは「はたらこねっと」「バイトル」などでおなじみの求人情報の老舗のため、信頼性が高い。
- キャリアアドバイザーの親身な対応で安心感は抜群!
- 登録無料!
詳細はこちら↓↓↓
「自分にぴったりの病院に転職したい!」そんなあなたに【ナースではたらこ】
実は、人気の求人はすぐに殺到してしまうため非公開になっていることが多いのです。
また、看護師は病院以外の場所でも活躍できるのをご存知ですか?
病院という組織から離れたい、
チーム医療に疲れた…
患者さんの生命に関わる看護技術は苦手…
でも、せっかく頑張って取得した国家資格を活用したい!
そんなあなたにはこちらの記事をおすすめします!↓


