病棟で働いていたときのあるあるネタを考えていて、患者さんの『杖あるある』が意外と多く、ネタが浮かんだのでマンガにしてみました!!
患者さんの杖あるあるTVショーの始まりです!


何だこの展開は!?と思うかもしれませんが、くまみのただの気まぐれな発想です・・・
お付き合い下さい!
ではでは、まず1つ目の『杖あるある』いきます!


いやー、けっこうスタスターと歩いて入院してきて、杖浮いたままで歩くお年寄り見かけたことありませんか?
備えあれば憂いなし
転ばぬ先の杖
杖があったからいざという時に、転ばずに済むことがあるかもしれません。
病院内はバリアフリーですが外は階段、段差など障害物も多いため外で杖は便利なのかもしれませんね。
しかし、こういった患者さんはけっこうな確率で退院の時に杖を忘れて帰ったりします!!
バリアフリーですので、入院中は杖を使うことがなくなり、どんどん病室の奥に追いやられていく杖・・・。
退院の時にはすっかり存在を忘れさられてしまう杖・・・。
入院する時、自分の物には名前を書きましょう。



杖の忘れ物多い!!
手を離してしまうと、ついつい杖の存在を忘れてしまうようです。
傘と同じです。
雨が降っていなければついつい存在を忘れて、どこかに忘れてくることありませんか?
結局、杖を忘れるということはしっかり自分で歩けるからなんですね。
名前を書いていないとほんとに誰の杖かわからなくて困ります!
入院する時は持ち物に名前を記載しましょう♪
恐怖の杖あるある!まさかの杖の使い道
次の『杖あるある』が実はネタを考える時、一番に浮かびました。
かなり衝撃だったので鮮明に覚えてます(笑)



高齢者や認知症患者さんが多い病棟って、杖で殴られる、杖でつつかれる
杖が武器に化すことありませんか!?
この患者さんは見守り歩行しないと危なくて、転倒歴も多くナースコールも押してくれないから、徘徊センサーで行動把握していました。
昼間は穏やかなおじいちゃんで、そばに寄って声をかけても優しいのですが、
夜間せん妄になり、不穏で徘徊センサーが鳴って近寄るとなぜか敵視されるんですね(笑)
杖をブンブン振り回して「近寄るなー!1人で歩けるんじゃー!」って・・・
そうやって一人で歩いて今まで何回も転んでるんですから、杖をブンブン振り回されても、なるべく近くで見守らないといけない・・・。
高齢者の転倒って本当に恐ろしいんですよ。
若い人は転けると思ったらとっさにカバーできたり、ちょっとのことじゃ骨なんて折りません。
でも、骨がスカスカになった高齢者はすぐ骨折れます。
治療のために長期安静になればそのまま筋力と認知力は低下し、寝たきりになる人が多いのです。
そして、転倒でもっとも怖いのが頭部打撲です。
打ってすぐに出血する急性硬膜下血腫は生命に直結するほど恐ろしいです。
また、じわじわと1~2ヶ月ほどかけて徐々に血腫が大きくなる慢性硬膜下血腫なんてのもあります。
転倒は恐ろしいんですよ・・・。
まとめ
杖あるある紹介させていただきましたが、はじめて聞いた!という方から、あるある!と共感して頂く方まで様々だと思います。
病院や病棟によっては患者さんの特色も違いますからね。
でも、今回紹介したのはくまみが本当に体験した事実です。
看護師は不穏患者さんや認知症患者さんからの、暴言や暴力と毎日戦っています。
一般病棟でもぜひ危険手当を出して欲しいです。
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