自分が描いたあるあるマンガを読み返していて、
恐い先輩がたくさん出てくるので、看護師のイメージを落としているような気がします(笑)
今回は、久しぶりにちょっとまじめなお話にしました。
前半はちょっとダークな内容ですが、
後半は先輩から教わった素敵な看護観を紹介していますので、
お付き合いください。
あなたはのまわりに白衣の天使はいますか?

看護師の世界は意地悪な先輩や、怒鳴ったり、イライラしたりする先輩
くまみの病棟でも、そんな残念な先輩はたくさんいました。
そんな中、ひとつの疑問が生まれました。
白衣の天使は本当に存在するのか?
もはや、ペガサスやケンタウロスのように空想上の生き物では?と思い始めていました。

ひどい話ですけど、残念ながら実在する看護師です。
意地悪な先輩はさておき、
意識障害のある患者さんに心無い言葉を言ったり、
ケアがほんとに雑!!!まるで物扱いと思うほど雑な看護師もいました。
こいつらは『白衣の天使』なんかじゃない!!
『黒衣の天使』だ!!
なんて思っていました。
憧れの看護師になったのに、まわりのスタッフは黒衣の天使ばかり。
私の看護師人生は終わった。そう絶望しかけていました。

しかし、神は私を見捨てなかった!!
救いの手が差し伸べられたのです。
白衣の天使は空想上の生き物ではなかった!素敵な看護観が胸を打つ。

まさに、幸運中の幸運。
プリセプターが本当に優しくて、親身になってくれて、
患者さんにも親切で評判が良い!イライラしたり、怒ったりしている姿を見たことがない!
そう、白衣の天使は身近にいたのです。
そんな、彼女から教わった素敵な看護観を聞いてください。

意識障害のある患者さんは、話すことができないので、
看護師の問いかけは一方通行になります。
そのため、もう無言でバイタルやらケアをするスタッフもいます。
そんな意識障害の患者さんの部屋から話し声が聞こえてきました。
プリセプターが一生懸命話しかけています。


ケア中もずっと患者さんに声をかけるプリセプター。
ピュアで素直で、そして、こわーい指導係が見守っている中、看護学生たちは必死に患者さんに声掛けをします。
まるで、そんな看護学生並みに患者さんに声をかけるプリセプターがすごいと思いました。
そこには、彼女なりの看護観があったからなんですね。


プリセプターから教わった看護観。
意識障害や認知症の患者さんだからと、聞こえないだろうと思うのはただの思い込み。
人間の五感で最後まで残るのが『聴覚』と言われている。
だから、最後まできっと声は届くと信じている。
これを聞いて本当に感動しました。
返事がないと、やっぱり聞こえていないのかな?と思ってしまいますが、
この看護観を聞くと、声は届いてるんだ!思えて、何だか優しい気持ちになりました。
そして、人が最期を迎える時に、家族に声をかけてあげてくださいと言う理由も納得しました。
看護師って素敵な職業だなと思えた瞬間で、私もこの看護観を大切していこうと胸に刻んだのでした。
まとめ
久しぶりにちょっとまじめな漫画でしたが、いかがでしたか?
経験を積むうちに、どんどん忙しくて時間に追われゆっくりケアができない。
そうこうしているうちに、患者さんへの声かけが薄れていったりしませんか?
そして、話かけても返ってこない返事。どうせ聞こえてないだろうと、思っていませんか?
このマンガを読んで、少しでも初心の心、看護観について思い出していただけると嬉しいです。
また、これから看護師になる方も、たくさんの出会いと経験を経て、自分なりの看護観をみつけてくださいね。
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